以前記事にした神戸元町の女性専用スポーツジムの現状です。
現地調査から解体工事まで
前回の現地調査の記事では、前のテナント様の壁・天井・残置物などがそのまま残されている状態でした。そこから随分時間が空きましたが、ようやく解体作業も終わり、着工となります。着工までの貴重な時間で、お施主様と内装のデザインを細かく詰めることもでき、順調に進んでおります。
今回は解体後の現場の様子を詳しくご説明いたします。
解体後の天井・床・壁面
解体内容は、既存で残されていた、必要のない間仕切りと、天井になります。外周の壁は撤去せず、再利用を考えております。今回の店舗は、全体的に天井高さが非常に低く、特に、梁下は2000㎜程度しかありません。解体前は、梁以外の天井部分を、少しでも上げることができればと、僅かな望みを持っていましたが、その望みも消えてしまいました…。天井を解体してみると、天井の懐が全然ありません…。これだけ懐が浅ければ、空調設備や換気設備を調節しても、天井高を今より確保することは難しく、既存のまま…となりそうです。そのため、天井の骨組みは再利用することにしました。
既存の天井設備(空調・換気・ダクト)
天井は撤去しましたが、既存の空調や、換気系のダクトは、取り付けれたままの状態です。既存の空調は、まだ使えそうですが、型が古く、次の店舗では、24時間営業フル活用するということもあり、新設する予定です。特に、夏の猛暑日にエアコンの効きが悪いと、営業できなくなります。しばらく使用してから、交換という考え方もありますが、新設時に取り付けるより、工事着が高くなり、お店も何日か休業していただかなければなりません。そういった点から考えると、新装時に新しい空調に替えて方がいいと考えました。給排気設備はグリルのみ交換で、ダクトは再利用する予定です。
給排水設備工事
以前の店舗で、スタッフルームとして使用されていた場所です。残置物として残されていた、ミニキッチンと、トイレも撤去しました。この場所に、ビルの給排水設備が集約されているため、シャワーユニットや、トイレもこの辺りに設置予定です。それに伴い、更衣室やスタッフルームも、この辺りに設置することになります。
屋外内照式LED看板
ビルの外壁に、オープンの告知の看板工事をしました。このテナントの場所は、神戸の元町駅の北側になり、昼夜問わず人通りが多く、この看板も非常に目立つ場所にあります。せっかく目立つ場所に看板があるので、工事期間中に、看板に何もしないのは勿体無いということで、告知の看板を先行して取り付けました。オープン後に貼り替える予定なので、短期間(3〜4ヶ月)のみの設置になり、その分コストがかかります。しかし、地域に密着したスポーツジムの場合、インターネット広告よりも、目立つ看板の方が断然効果があります。そしてインターネット広告より安い場合が多いです。店名さえ決まっていれば、ホームページに誘導することも可能なので、オープン前の集客も非常にスムーズになります。未だに看板には沢山メリットがありますので、オープン前にも是非有効活用して下さい。