前回設備工事の様子をご紹介した、弊社が店ショップデザイン・内装工事している高槻市のエステサロンの進捗状況です。現在は設備の空調や給排水設備の仕込み工事も終わり、天井や壁の間仕切り工事と建具枠の取付をしております。コンセントや照明の電気の線や、防災関係の設備の仕込みも間仕切り工事と並行して進めていきます。その中でも今回は、内装工事の中でも非常に重要な、間仕切り工事の骨組みである、LGS(軽量鉄骨)と建具枠の取付と電気の配線の仕込工事の様子をご紹介します。
天井・壁のLGS(軽量鉄骨)工事の様子
こちらは、間仕切りや天井の骨組みである、LGS(軽量鉄骨)の工事をしている様子です。このLGSで壁や、天井の骨組みを作成していき、その骨組みに石膏ボードを張って壁や天井を作成していきます。木で骨組みを作成することもありますが、現在は店舗やマンションでもこのLGSを使用し、間仕切りの骨組みを作成していく方法が主流になります。加工もしやすく、見栄えがいいことからショップデザインでもよくする折上げ天井なども、この方法で作成する事が可能です。
建具枠の取付工事の様子
こちらは、壁面の骨組みであるLGS(軽量鉄骨)に取り付ける、建具枠を加工している様子です。建具枠だけ今の工程の時期に取付け、建具自体の取付は工事の最後の工程での段階になります。エステサロンでは、お客様が利用するスペースの殆どが個室なので、その分建具の枚数も多くなります。施術する部屋は開戸の場合が多いですが、場所によっては三方枠を使用し、収納部分には折戸を使用することもあります。今回が建具の取付が16箇所ほどありました。
電気設備(照明)の仕込工事の様子
こちらは天井の骨組みであるLGS(軽量鉄骨)工事と並行して、照明器具の配線の仕込み工事をしている様子です。今回のエステサロンは約30坪ですが、照明器具の台数は60から70台ほど必要になります。廊下や施術室などの大部分はダウンライトで、全体の70%程の割合を占めます。ダウンライトといっても、場所によって何種類か使い分けており、エントランスや廊下等は一般的な普及品で、施術室は調光が可能な商品になっております。また、収納家具に取り付けるダウンライトは、専用の薄型の商品を使用しております。ダウンライト以外は、スタッフルームなどに直管形のベースライトを使用し、意匠としてペンダントライトやブラケットライトを使用しています。今回が全ての照明がLED照明になります。
まとめ
今回は、LGS(軽量鉄骨)と建具枠の取付と電気の配線の仕込工事の様子を詳しくご紹介いたしました。お店の新装や改装工事をする際に、お施主様も何度か現場を見に行く機会があると思います。その時に、現場で職人がしている作業がどのような意味があるのか、理解できない場合も多々あると思います。知らなくても工事は順調に進みますが、職人がどのような作業をしているのか、理解した上で現場を見ると、より一層楽しく、そして愛着が持てるお店になると思います。このような記事を通して、少しでも店舗デザイン・店舗設計・内装工事の過程をご紹介できればと思っておりますので、今後もよろしくお願い致します。