11月から店舗デザイン・店舗設計・内装工事をしている、高槻のエステサロンの進捗状況になります。現在は前回ご紹介した墨出しと解体工事も終わり、設備の仕込み工事をしております。設備の仕込み工事は、天井や間仕切工事の前の段階にする工事で、空調・換気や電気工事から給排水の設備まで含まれます。その中でも今回は空調機器の仕込みと、給排水設備工事に伴う防水工事の様子をご紹介します。
空調・換気設備工事の様子
空調や換気設備の機器は、天井や間仕切工事をする前にを仕込んでおく必要があります。今回は、空調機器は既存で残置物として残されていた、天カセ(天井カセット形エアコン)4台を移設して再利用します。前回もお伝えしましたが、天カセを新設するとなると、機器だけでも1台あたり20~40万程度します。それが4台も再利用できるということは、それだけでも100万円以上内装工事の費用がお得になるということです。勿論古いエアコンだと再利用はできませんが、設置してから5年以内であれば再利用できる確率が高いです。店舗デザイン・店舗設計・内装工事する者としては、少しでも工事費用を安く抑えるために、エアコンに限らず再利用できる物は進んで再利用しております。
残置物として残されていた天カセ4台で30坪を賄います。 大まかな配置でいうと、エントランスとカウンセリングで1台、施術部屋と水廻りで2台、スタッフルームで1台という配置になります。店舗デザイン・店舗設計の平面・プランによりますが、エステロンは間仕切りが多いため、間仕切りの上部を下げたとしても、エアコンの風が行き渡らない場合があります。そのような場合は、天カセの4方向の一部をダクトで別の部屋へ分岐します。今回もエントランスや水廻りや狭くて間仕切りが多いエリアは、ダクトで分岐して吹出口を設置する予定です。
給排水設備・防水工事の様子
前回の墨出・解体工事の記事でもご説明しましたが、ビル自体が古く既存で残されている排水の経が小さくそのままでは容量が足りそうにありません。そのため排水管は、外部の縦管から直接引き込むことにしました。この対処方法は外壁を貫通する必要があり、どの様なビルにでもできる訳ではありません。勿論ビルのオーナー様の許可も必要で、契約時の交渉にもよりますが、費用負担はテナント側(お店側)になる場合が殆どです。弊社は店舗デザイン・店舗設計・内装工事以外にも、物件の契約交渉もさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。
今回は床上げ部分(給水と排水管を引き込む場所)には、CBで立ち上がりを作り、その内部に防水工事を施します。主にシャワーユニットやトイレが設置される場所になります。費用も高いので、全ての物件でこの様な防水工事をするわけではありませんし、通常使っていただく上で排水管や給水管から水漏れする事はありません。ただ、水栓の締め忘れによる水漏れや、異物での配管の詰まりによるオーバーフローの場合には、溢れ出た水が下層階に漏れることもなく、この防水エリアに溜まる仕様になっております。念には念をということで、お施主様からのご要望で今回は防水工事をしております。弊社では店舗デザイン・店舗設計・内装工事をする上で、多くの選択肢をお施主様に知っていただくために、このようなご提案もしております。
まとめ
設備機器の仕込工事と防水工事が終われば、次は間仕切り工事と床上げ工事に入ります。年内でほぼ工事は終了という事で、残すところ後1ヶ月となります。まだ一部の仕上とサイン関係の資料が出来てない状況で…現場から催促がきております…。今週中には全ての資料を作成し終わるよう頑張ります。またこちらで工事の店舗デザイン・店舗設計・内装工事の進捗状況をご報告いたします。