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お店をお洒落にする照明選び!色や形や明るさで使い分けて集客アップ

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お店をお洒落にする照明選び!色や形や明るさで使い分けて集客アップ

灯りは人々に安らぎを与え、生活になくてはならないものの一つです。店舗デザインでも壁紙や家具、その他インテリアと同様に欠かせないアイテムとして照明があります。形や色を組み合わせれば、様々な演出が可能です。お客さまの興味をかきたてる演出をすれば、集客UPも期待できます。選び方によって雰囲気がガラッと変わりますから、照明の特長を知って、店舗のコンセプトに応じたタイプをみつけてみましょう。

目 次
  1. 照明の色と明るさ
  2. ・白色系の色
    ・温かみのある色

  3. 照明の種類
  4. ・天井照明
    ・間接照明
    ・ペンダントライト
    ・ブラケットライト

  5. まとめ

1.照明の色と明るさ

まずは色と明るさを基準に考えます。どのような店舗にはどのようなものが向いているのか、ざっくりと分類してみます。微妙な色味の違いで、全く別の空間ができあがります。また、光は心理的にも人に与える影響が大きいですから、間違った選び方をすると気分が優れないなど注意が必要です。

白色系の色

太陽の光のような白っぽく明るい色の照明は、店舗内をはっきりとクリアに見せることができます。そのような明るいところでは演出やムードが伝わりにくいので、実用的なサービスであったり商品の提供を行う場所に適しています。オフィスやコンビニエンスストアを思い浮かべてみてください。目的を確実にこなせる無駄のない空間であることが求められています。そのためには、視界は明るく、はっきりと見渡せる必要があります。また、薬局やクリニックなど清潔感のある空間にも用いられます。

温かみのある色

電球色と呼ばれる温かみのある赤っぽい落ち着いた色、電球色と白色との中間の色を温白色と言います。お家のリビングを想像してください。居心地のよい、やんわりとした空間が演出できます。料理が美しく見える色なので、パン屋やカフェなど飲食店にも適しています。リラックス効果もあるのでサロン系店舗にもいいでしょう。雰囲気やムードが出せるので、高級料理店やアパレル系でも用いられています。

2.照明の種類

照明にもたくさんの形状がありますが、ここでは基本的な4つのタイプをご紹介します。それぞれの特性をよく理解したうえで向き、不向きを考えて選びましょう。

天井照明

天井に取り付ける照明です。単純に取り付けるだけの場合もありますが、ダウンライトという手法が取られることもよくあります。ダウンライトとは、埋め込み型の照明器具です。そのため天井に穴を開ける必要がありますが、むき出しになるシーリングライトやぶら下がりのシャンデリアのような照明とは違って、天井面をフラットにし、すっきりとみせられることが1番のメリットと言えるでしょう。一般住宅にも多く取り入れられていますし、店舗の内装でもオシャレで雰囲気づくりがしやすく人気の手法です。天井裏の下地によっては穴が開けられない場合もありますが、その場合は天井を一段下げたりすることで取り付けが可能になります。ただし、一度照明の位置を決めてしまうと簡単には変えられませんので、しっかりとした設計のもと工事を進めてください。電球の交換なども同様です。また、そもそもダウンライトは補助的な照明として用いられるものですので、照らす範囲が狭いことを忘れてはいけません。基本的には照らしたいところだけを照らす、スポットライトのような真下への照射となります。ダウンライトだけで明るさをキープしようとするには、灯数を増やさなければならず、火災報知器などと合わせれば、天井面のすっきりとした印象が薄れてしまう場合もあります。集合体にすると熱がこもり、火災の原因にもつながりますので注意しましょう。店舗のエントランスやトイレなど明るさを必要としない箇所や、逆にピンポイントで明るくしたい箇所として、飲食店ではキッチンで手元を照らす場合によく用いられています。

間接照明

光源からの光を直接使用せず、壁や天井面などに反射させて周りを照らす方法です。光源が見えないので、ほんのりと明るい照明となります。壁の低い位置から床を照らして彩りとしたり、隅を照らして陰影を出し空間に奥行きを作ったり、飾り棚の照明とするなどアイデア次第で色々な演出ができるのがポイントです。雰囲気を出すのにとてもよく使われる手法ですが、天井や壁の素材や色に問題があったり、それらに応じた光源の選定を行っていない、光源の位置や収まりが適切でないなど、誤った使い方をすると間接照明の効果は大きく減少します。想像していたものより明るさが足りないなど、計画にあたってはその辺を十分に考慮する必要があります。また、天井を2段にし、段差の部分に照明を入れ込む場合も、後から取り付けることは難しいので注意しましょう。落ち着いた明るさでリラックスする空間をつくり出せるので、ホテルのロビーや個室系サロン、高級料理店などに多く見られます。

ペンダントライト

天井からチェーンなどで吊り下げる照明器具のことを指します。ぶら下がった状態になるので、比較的低い位置に位置する照明になります。よく比較されるのが天井に直接つけるタイプのシーリングライトです。まわりを均等に照らします。それに比べると光の広がる範囲はあまり広くありませんが、強い光を放つので空間にコントラストがつけられます。機能性のシーリングライトと言うなら、ペンダントライトにはデザイン性の高いものが多く出回っているのが最大の魅力です。笠付きのタイプとそうでないものの2つに大きく分けられます。笠は素材、色、大きさ、デザインの組み合わせによって数え切れないほどあります。そうでないものとは裸電球タイプのことです。シンプルなスタイルが近年再注目されています。いずれも店舗内でお客さまの目を引く重要なアイテムです。ペンダントライトはライトそのものが空間の雰囲気を左右します。個性を出せるので雑貨店やアパレル系、カフェで多く用いられています。アクセントを付けたい場所に設置するのもオススメです。

ブラケットライト

壁面に取り付けるタイプの照明器具のことを指します。
室内や空間を直接照らすのではなく、壁面を照らすことで間接照明のような演出が可能です。通常の間接照明と異なり、ライトのカバーやフレームのデザイン性が非常に高いのが特徴です。ボックス型、スポットライト型、ランプ型、シンプルなものからアンティーク調のものまで様々なシチュエーションに合わせて選べます。室内はもちろんですが、外観にアクセントとして取り付けることも多く、耐久性も高い防雨加工のものもあります。ただし、天井照明などとは違い、上から光を照らすものではありませんので設置時にはいくつか注意点もあります。例えば、ドア付近に設置したい場合は、ドアの可動域や位置関係を確認しておかないとドアが開閉できなかったり、高さは身体に当たらないようにし、目線の高さよりも上にします。光が届く範囲も考慮して設置しないとただの飾りで終わってしまいます。バランスもよくありません。業種を問わず、エントランスや通路、階段、吹抜けなどの補助照明として用いられています。コンセプトに合ったものを見つけて、ポイント使いするのもオススメです。

3.まとめ

「色温度が低い赤っぽい光の時は、明るさを抑える」
「色温度が高い青白い光の時は、しっかり明るくする」
オランダの物理学者クルイトフは、光には色と明るさによって人が快適と感じる領域があることを見つけ出しました。光の色と明るさのバランスが心地よい空間を生み出します。機能的で見た目にも美しいデザイン性の高い照明は、お客さまの目を楽しませることになるでしょう。灯り、照明の力を借りて魅力的な店舗づくりを目指しましょう。

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