内装工事

テナント入居者必見!A工事・B工事・C工事の違いと内容

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テナント入居者必見!A工事・B工事・C工事の違いと内容

テナントビルや商業施設やショッピングセンターに出店する際に、よくA工事・B工事・C工事という言葉を目にします。これは工事の区分であり、誰が発注し、誰が請け負い、誰が負担するのかを大きく3種類に分けています。事前に工事区分の内容を確認し、物件のメリット・デメリットを把握する事で後のトラブルを避けましょう。

目 次
  1. A工事
  2. B工事
  3. C工事
  4. まとめ

A工事

A工事とはビル・施設の本体工事で、オーナー(所有者)が計画し費用を負担する工事のことです。主に躯体工事・共用施設・通路の工事・それに伴う設備工事・店舗の区画工事などが含まれ、所有権もオーナー(所有者)になります。また設計も工事もオーナー(所有者)の指定する業者で行います。

B工事

B工事とはテナント入居者が、オーナー(所有者)の指定する業者に発注する工事のことで、費用の負担は入居者になります。主にビル・施設の安全性に関わる工事が多く、テナント内に必要な電気・給排水・防災・給換気・空調設備等が含まれ、所有権もオーナー(所有者)になります。

POINT!!
B工事はオーナー(所有者)の指定する業者に発注するので、相見積もりといった競争原理が働かず金額が高くなる傾向があります。設計事務所や専門業者に適正な見積内容か査定してもらい、金額交渉をすることで費用を抑えれる場合もあります。あとよくあるトラブルとして、費用負担は入居者ですが所有権はオーナー(所有者)になりますのでご注意下さい。
B工事のトラブルはこれで回避!契約前に見積もりを取る本当の理由の詳しい記事はコチラ

C工事

C工事とはテナント入居者が、入居者の指定する業者に発注する工事のことで、費用の負担は入居者になります。所有権はテナント入居者になりますが、工事の内容は事前にオーナー(所有者)の承認が必要です。

まとめ

A工事・B工事・C工事といった工事区分の内容をしっかり把握することで後のトラブルを避けましょう。特に契約前に、B工事とC工事の工事区分を明確にしておくことが大切です。契約後に知らなかったではすまされませんのでご注意下さい。

費用負担
工事業者
A工事
オーナー
オーナー指定
B工事
入居者
オーナー指定
C工事
入居者
入居者指定

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