エステサロンのご依頼内容
阪急梅田駅近くの茶屋町エリアでエステサロンの出店依頼(店舗デザイン・店舗設計・内装工事)があり、現地調査に行ってきました。
今回ご依頼いただいたオーナー様とは、初めて以前に店舗設計の依頼をいただいてから10年程の付き合いになります。初めて店舗デザインをさせていただいたのは、神戸の元町エリアの20坪の複合的(エステ・ネイル・アイラッシュ)サロンです。今回は大阪梅田エリアにエステサロンの出店ということで再度ご依頼いただきました。
テナントビルのスペック(立地・広さ・形状等)
今回現地調査を行ったビルは、阪急梅田駅から徒歩2〜3分の場所にある5階建ての商業ビルです。現在はビル全体を大規模な改修工事をしている最中で、全て空室の状態です。出店エリアは2階部分で、1フロアを2分割した広さが18坪程のスペースになります。現状はスケルトン状態で、隣のテナントとの境界壁もまだ設置されていません。
写真をご覧いただくとおわかりだと思いますが、大規模改修している最中とはいえ、築年数も古くあまり綺麗な状態ではありません。ただ、このようなスケルトン状況でも、見違えるほど綺麗なお店に仕上がりますので、その辺りの心配は必要ありません。
出店予定のエステサロンの店内スペック
オーナー様のご希望としてはこの18坪のスペースに、施術部屋が3〜4部屋、カウンセリングスペース1部屋、メイクスペース1部屋、可能であればシャワールーム1台、それに伴い受付、スタッフルーム、トイレという店内スペックをご希望されています。それに加え、可能な限り収納スペースを確保して欲しいと希望されております。
施術室の広さにもよりますが、18坪だとシャワールームを設置して施術室4部屋が限界のスペックかなと思います。勿論、テナントの形状や水回り設備にの位置にもよるので、すべてのテナントに当てはまる条件ではありません。
給排水設備
広さ的には問題なさそうなので、設備面のチェックに入ります。まずはレイアウトする上で位置が非常に重要になってくる排水設備からです。排水設備はテナント入口一番奥にあり、経の大きさも問題ありません。必然的にその辺りにトイレやシャワールームや水まわり設備が設置されることになります。給水管も同じ位置に適切なサイズが引き込まれており、特に問題はありませんでした。
電気・ガス設備
次に電気関係のチェックになります。一般の電灯は120A、動力が100Aと18坪でエステサロンするには十分な電気容量が割り当てられておりました。そしてガスも十分な経が引き込まれており特に問題ありません。電気ガス共、容量的には余裕があるので、電気温水でもガス給湯器でもどちらでも選択可能です。
問題点・気になる点
最後に1点、問題になりそうな点が見つかりました。それは空調設備に関してです。外部に設置する室外機からテナントエリア(室内機)までのルートが確保されておりませんでした。今の現状では、空調設備に関してOKを出すことができません。今後ビル側との協議で希望通りの空調が設置可能か判断することになりそうです。
まとめ
今回の現地調査で、空調に関しては今後のビル側との協議によりますが、その他の部分では問題ありませんでした。オーナー様がご希望されてる、部屋数や設備スペックを確保することもできそうです。空調の件に関して問題なく工事できそうであれば、非常に良い物件です。
古いビルとはいえ、大規模改修中のリノベーション物件ですし、なんといっても茶屋町エリアで非常に立地が良いです。あとは工期と費用さえクリアできれば…といったところです。ここが一番難しいところですが…。
今後もエステサロンの店舗デザイン・店舗設計・内装工事の進捗状況をこちらで報告致します。