物件のスペック(立地・広さ・形状等)
昨年から計画が進行していた、三木市の美容室の現地調査に行ってきました。
美容室の場所は、神戸電鉄粟生線の広野ゴルフ場駅前から少し離れた緑ヶ丘地区にあります。このエリアは、都心部から離れており、電車やバス等の公共交通機関を利用される方より、車を利用して移動される方が多いエリアです。そのため、駅から離れていてもそれほど問題はありません。敷地内には専用駐車場が6台備えられており、利用が多い主要道路に面しているため、アクセスも大変良い場所になります。
美容室が入る建物は、35坪程の平屋の木造建てになります。契約としては賃貸になりますが、既存であった建物に入るのではなく、今回の出店のために新築された建物になります。
工事の区分としては、A工事(貸主側の費用負担)は、貸主側の指定業者での工事、C工事(借主側の費用負担)は、弊社での工事になります。工事の区分けを簡単説明すると、A工事は建物の躯体工事、C工事は内装工事になります。そのため、A工事の躯体工事が終わり次第、弊社の内装工事が入る工程になります。
建物の敷地としては、建物の全面(エントランス側)に駐車場があり、その前が道路という配置になります。6台停めれる駐車スペースの横には、広くはないですが自転車が停めれる駐輪スペースもあります。車や自転車でのアクセスが非常に良い、使い勝手が良い建物であるといえます。建物自体も長方形で、プランニングに適した形状です。
A工事の状況
こちらはは基礎工事が終わり、現場で打ち合わせした時の様子になります。基礎部分を見れば、店内の間仕切りの位置もわかり、全体的な空間を把握することができます。写真の状況は、土間にコンクリートを打つ前の段階で、嵩上げのため砕石を敷き詰めております。
こちらはプレカットされた構造柱を現場で組み立てている様子です。建物の周囲には足場が組まれており、躯体ができあがると、足場を利用して外壁や屋根の工事が行われます。
今回の建物の仕様は、構造は木造の軸組工法、外壁は窯業系のサイディング(木目のフェイク)と、一番目立つエントランス部分の壁面は、本物の木を板張りにし、その後、塗装という仕様になっております。全面板張りにすると費用も高くなり、メンテナンスも必要になってきます。なるべくメンテナンスの手間と、初期費用を抑えるため、正面以外の3方は同色のサイディングにしました。
屋根はメンテナンスも容易で、比較的費用も安いスレート瓦にしております。正面から屋根が見えない形状なので、ベストな選択だと思います。
まとめ
A工事は終わると、弊社の内装工事に入ることになります。A工事の期間は約1ヶ月(2月中)で、C工事の期間は1ヶ月半(3月から4月中旬)で、美容室のオープンはGW前の、4月末となります。時間に余裕はないので、A工事の業者様とも連携と取りながら、計画的に進めていきたいと思っております。
ちなみに建築業界にもコロナウイルスの影響がでており、中国で生産されている建材が使用できない状況となっております。今度どのようになるかわかりませんが、納期に間に合わせるため、私達は最善を尽くしたいと思っております。
またこちらで近況をご報告させていただきます。