前回の記事に引き続き工事途中の風景です。
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平面図を基に墨出しを行った後は、設備工事の仕込みに入ります。壁や天井や床に隠れて見えない設備関係の配線や配管は、間仕切工事前に終わらせる必要があります。主に空調・換気・電気・給排水・ガス工事と防災関係の工事も含まれます。
空調の仕込工事
こちらは空調のドレーン管や冷媒管のルート確保をしている写真です。空調は後々移設するのも非常に困難になりますので、適切な箇所に適切な容量の空調を設置する事が非常に大切です。
電気の仕込工事
こちらは電気配線の工事をしている写真です。コンセントをはじめ、照明や設備機器にも電気が必要です。こちらも空調同様、照明やコンセントのプランニングを着工前に確定しておく必要があります。
給排水の仕込工事
こちらは給水・排水の配管工事をしている写真です。トイレをはじめ、シャワーユニットやキッチンなど、水を使用する箇所からビルの排水設備までのルートを確保しています。特に排水は適切な勾配を考慮しながらプランニングする必要があります。
排水設備のプランニングについての詳しい記事
シャワーユニット・電気温水器の設置工事
こちらはシャワーユニットと電気温水器を設置した写真です。今回はガスではなく、電気温水器を2台使用します。2台に分離する理由は容量的な事もありますが、1番の理由は故障時のリスクを考えての判断です。万が一温水器が1台故障した場合でも、2台あればもう1台の温水器で営業する事は可能です。工事にはこういったリクスマネジメントも非常に大切です。
設備の仕込みが終われば、次は床上・天井・間仕切工事へと進みます。今回説明した設備の仕込工事は、普段隠れて見えないだけにトラブル時の原因も判明しずらい箇所です。トラブルを起こさせないためにも。配線・配管・設備関係の仕込工事はしっかりと慎重に進めていくべき工事です。
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