現地調査の記事から随分間が空きましたが現場は順調に進行しています。
まずは前回の大まかなゾーニング(考え方)を基に平面図を確定しました。
ゾーニングの考え方
前回のゾーニング
プランニング・平面の考え方
今回作成したプラン
PSからの排水設備の引込の兼ね合いもあり、ほぼゾーニング通りの部屋構成になっています。エステでは売上と直接関係する施術ルームの部屋数も、お施主様の要望通り確保でき一安心です。また、心配していた床上げ部分も1段で収まり、排煙ダクトの関係で天井が低くなっているスペースも最低限の天井高を確保できそうです。
あとは、この平面図を基にデザインの落とし込み作業に入ります。
お店のデザインコンセプト
今回はお施主様と相談の上、ダークブランとを基調とした落ち着いたクラシカル雰囲気の内装をイメージしております。ビル自体の築年数が古いのもあり、あまり奇抜なデザインは避け、ビルの雰囲気に溶け込めるようなデザインを目指します。基本的には建具やモールの木目のダークブラウンとホワイトやベージュ系を主体としたコーディネイトに加え、ポイントとなる差し色を考えています。
今回作成したコンセプトフォト
エステサロンは5~6㎡の小さな部屋で構成されており、利用されるお客様はそこでの滞在時間が長いです。毎回同じデザインの部屋で長時間過ごされるのも面白みが無いので、今回は各部屋毎に少しづつイメージを変える事ができればと考えています。
お店のイメージスケッチ
今回作成したイメージスケッチ
クラシックな内装は重厚で敷居が高いイメージになりがちですが、アーチ枠を多様する事で、少し可愛らしさや柔らかさを演出できればと思っております。あと、ヨーロッパの古い建物の思い浮かべてもそうですが、クラシカルなデザインは基本的にシンメトリー(左右対象)で構成される事が多いです。今回も可能な限りシンメトリーなデザインに拘りたいと思っています。
こんな記事も書いてる中でも現場の工事は着々と進んでおり、仕上工事も終わり。。。実はもう竣工しそうなんですよね。
今回はお店ができるまでの1から10までを記事にしたいと思っておりましたが。。。果たして完結するのやら。