前回ご紹介した三田の美容室の改装工事の様子です。工事は3日間を予定しております。内容はシャンプー台の新設、それに伴い給排水設備工事、ガス工事、電気設備工事になります。床上げも必要なので、床の塩ビタイルの貼り替え、一部の壁面のクロスの貼り替え工事もあります。あとは、経年劣化で傷んだ建具やクロスの補修があります。
墨出し作業
こちらが初日にシャンプー台の給排水の位置の墨を出している様子です。今回は店内の排水の位置が遠く、確保できなかったので、外部から引き込むことになりました。ガス給湯器はシャンプー台の裏の外壁にスペースがあったので、そちらに設置しました。
外壁貫通工事
こちらは外壁の排水引込による貫通工事になります。当たり前ですが、建物のオーナー様にも許可を頂いております。
固定棚の移設工事
こちらは既存で設置されていた固定棚を移設している様子です。移設先の壁面には下地がなかったためボードアンカーでの処理になりました。
シャンプー台設置工事
こちらが給排水の引込と床上げも終わり、シャンプー台を設置している様子です。今回は大広製作所のバックシャンプーを設置しました。近年導入が多いタカラのYUMEダイプに比べ、非常にコンパクトなので、設置場所にも困りません。また金額も比較的リーズナブルなのも魅力的です。
クロス貼替え・建具貼替え工事
こちらはミラーを設置する壁面です。部分的に傷んでいたのでクロスを貼り替えました。クロスですが、モルタルをコテで仕上げた様な仕上げになっており、非常に綺麗です。素人の方だと近くで触らない限り気が付かないレベルだと思います。
こちらは同じ店舗の2階部分の汚れたクロスを貼り替えている様子です。白一色の店内でしたが、今回は部分的に柄のクロスを使用し、少しイメージを変えることにしました。
また、スタッフルームの入口の引戸が非常に汚れており、上から装飾用のシート(リアテック)を貼って化粧直しすることにしました。汚れている原因は、パーマ液やカラー剤が手に付いたまま引戸を開閉するので、その時に溶剤が扉に付着するのが原因でした。そのため、今回が引戸の下部に足で引っ掛けれる取手を取付、足で開閉できるようにしました。そうすることで、汚れた手で扉を触ることもなくなります。白かった扉も、黒色のシートを貼ることで、汚れも目立たなくなります。
まとめ
今回は小規模の改装ということで、3日の短期で終わりました。3日間で給排水の引き込み工事、それに伴う電気工事とガス工事、あとは補修なども含めた仕上げ工事になります。短期間の工事は日程的にも余裕がなく、少しのトラブルも許されません。今回も無事に終わり、お施主様にも大変喜んで頂きました。
tricoでは美容室の新装工事は勿論、今回のような小規模工事も承っております。オープン当初に想定していたオペレーションからの変更に伴い、シャンプー台の増設やカットスペースの増設など、お気軽にご相談下さい。工期も可能な限り短期間で行いますので、売上が大幅に落ちることもありません。