オンラインショッピングが当たり前の今、自らが出店者になりビジネスを始めるのも容易になっています。誰でもチャレンジできることだけに緻密な経営戦略が物を言います。中でもショップの顔であるショップ名の持つ役割は大きいものがあります。ここではショップ名を付ける際の注意点やポイントをご紹介します。
1. ネーミングのコツ
やはり名前というのは唯一無二で、他のものと被らないのが理想的です。商品やコンセプトから造語をつくりあげればオリジナリティも生まれますし、どういう意図があるのかお客さまの関心を集めることも可能です。
あまり複雑に考えすぎないようにしましょう。音の響きや覚えやすいこと、発音しやすいことはとても重要です。
2. オンラインショップならではの注意点
オンラインショップでは実店舗とは違った経営戦略が必要になります。その時にもショップ名が大きく影響してきます。幾つかポイントを挙げてみます。
同じ店名がないか確認する
実店舗では近隣店舗の状況を把握すれば、似たようなショップ名を避けることができますが、オンライン上では数多あるショップから似たようなショップ名があれば、海外であれ検索に引っかかってきます。
そうなればSEO対策を講じてもあまり意味がありません。SEO対策に即効性は期待できませんから、潔く別の候補を考えましょう。
商標登録を確認する
トラブルを避けるためにも商標登録の確認は必ず行いましょう。知らずに使用してしまうと法的措置を取られる事態になりかねません。特許プラットフォームから確認します。
分かりやすいアドレスをつくる
ショップ名とドメイン(◯◯◯.comや◯◯◯.jp)は同じものを使用しましょう。
ただし、記号などを使うのは避けるのが一般的です。記号を使うことで安っぽさが出てきますし、特殊な文字を含むとうまく読み込めず、端末に表示されない事態に陥ることがあります。
曖昧さを回避する
ショップ名が何通りにも読めてしまったり、記憶に残りにくいネーミングは避けましょう。間違ったショップ名や曖昧な記憶のまま検索されてしまうと、その読み方の別のショップにお客さまを誘導してしまうことになります。
ショップ名を忘れられては元も子もありません。何らかの手掛かりをもとに検索してくれるお客さまはそう多くありません。似たような商品を扱うなら尚のこと、インパクトを持つネーミングが必要になってきます。
3. まとめ
名前をつけるのは楽しいですが、その反面とても難しい作業でもあります。気に入らないなら途中で変更すればいいという考えは捨てましょう。
途中で変えることによって、お客さまに何かしらの影響が出る。商品は同じても、ショップ名が変わるだけで印象が変わる。ロゴの再作成、SEO対策の再構築の費用がかかる。など、メリットよりもリスクが伴う場合が多いように思いますので、最初にしっかり吟味してつけるようにしてみてください。