物件のスペック(立地・広さ・形状等)
大阪府吹田市で動物病院の店舗デザイン・店舗設計・内装工事のご依頼があり、現地まで調査に行ってまいりました。
ご依頼の動物病院の場所は、阪急千里線の山田駅から徒歩数分の場所にあり、新しく建造される商業ビルの1画になります。この商業ビルが建造されるエリアは、商業ビルの他にマンションも計画されており、エリア一帯で開発している場所になります。
今回は商業ビルの中の1画ということで、所謂インショップといわれる形態になります。インショップは路面店などと違い、設計や内装工事をする上で、様々な条件や規制が設けられており、通常の工事に比べ時間とコストがかかります。その分メリットは大きく、他の路面店やテナントビルに比べ、話題性もあり、お店を知ってもらえてる機会も自然と多くなります。勿論、テナントの入居には審査があったり、イニシャルコストはかかりますが、その分メリットも大きく、資金力がある動物病院やお店にとってインショップは非常にオススメといえます。
現在の店内・テナント内の内装の状態
建物は鉄骨造の2階建てになります。今回動物病院が入居するテナントは2階で、広さが150㎡(45坪)程になります。通常の動物病院と比べると少し広めで院内にはトリミングサロンが併設される予定です。
テナント内の状態ですが、A工事(建物の躯体や外壁や共用部等の工事)はすでに終了しており、これからC工事(弊社の工事)になります。ちなみに今回は、消防設備がB工事(費用はお施主様負担で工事はA工事の業者)になります。
テナント内の現状はスケルトンの状態です。天井はガルバリウムの屋根材と、鉄鋼の梁が剥き出しの状態です。壁はALCで鉄骨の柱や、梁が剥き出しの状態です。一部隣の店舗との界壁は、石膏ボードで仕上がっております。床は土間コンクリートの状態です。現状のスケルトン状態で天井高は4m以上ありますが、商業施設側の規制もあり、2.7m程度になる予定です。そのため、天井裏のスペースに余裕があり、割と自由に空調設備や換気設備のプランニングができそうです。
現在の店内・テナント内の設備の状態
給排水設備は、排水が2ヶ所と給水が1ヶ所引き込まれており、動物病院を運営する上では問題ありませんでした。電気設備は、電灯は125Aで動力が75Aが取り付けられています。ガスの引き込みが不可のため、電気温水器の設置が必要になります。電気温水器を設置したとしても125Aあれば動物病院の運営は問題なさそうです。エアコンは動力に割り当てます。
まとめ
以上が吹田市で開院予定の動物病院の店舗設計・店舗デザイン・内装工事の現地調査の内容になります。
以前から施設の工事に関わる資料はいただいており、今回はその内容と相違がないかのチェックが目的でした。事前の資料と現場の状況も変わることなく、進めていたプランで工事ができそうです。まだ具体的な工事スケジュールはでておりませんが、11月から2ヶ月程度の工期となりそうです。またこちらで工事の進捗状況をご報告致します。