前回の記事に引き続き工事途中の風景です。
設備の仕込工事の後は間仕切工事に入ります。平面図を基に墨出しをした位置に、軽量鉄鋼(LGS)で壁の骨組みを作成します。その後、に石膏ボードを軽量鉄鋼(LGS)に貼り付け、壁を作成していきます。以前(昭和50年頃まで)は大工が木材で壁の骨組みを造作してましたが、近年では防火性能・工事期間・工事単価の面からも軽量鉄骨(LGS)が多く利用されています。
壁面軽鉄工事
こちらが軽量鉄鋼(LGS)で間仕切の骨組みを造作している写真です。骨組みが出来てくると各部屋の大きさも把握でき、完成に向けてのイメージが膨らんできます。
天井軽鉄工事
こちらは軽量鉄鋼(LGS)で天井の骨組みを造作している写真です。天井裏には電気や空調や換気などの配管が入り組んでいます。今回はスプリンクラー設備の設置が義務付けられていますので、スプリンクラーや防災関係の仕込工事も天井の軽鉄工事にかかるまでに終わらせてます。
建具枠取付工事
こちらは軽量鉄鋼(LGS)に建具の枠を取付ている写真です。骨組みである軽量鉄鋼(LGS)に直接建具枠を取付け、強度を保ちます。今回はコストとスピートの面から可能な限り既製品の建具を使用してます。
壁面・天井ボード工事
壁面と天井の軽鉄工事は終わると次は石膏ボードを軽量鉄鋼(LGS)に取付けていきます。ここでの作業が雑になると、後にクロスのひび割れや亀裂に繋がりますので、精度が求められます。
床の下地処理
こちらは床の下地処理をしている写真です。既存の床に不陸(ふぞろいで平でないこと)があるため、モルタルでならしているところです。仕上げのフロアタイルの施工精度を上げるためにも、重要な工程です。
床上工事
こちらは鋼製束(支持脚)とパーティクルボード(圧縮木材)を使用して床上げをしている写真です。床下には前回の記事で仕込工事をした給排水の配管があります。当初の計画通り床上げ部分は1段(20㎝)になってます。
間仕切工事と床上工事が終われば次は大工工事(モールや建具などの取付)です。今回はモールを多様したクラシックなデザインなので、モールや装飾枠の取付が内装全体の善し悪しに関わる、非常に重要な工程になります。