店舗デザイン

お客様を飽きさせない店舗作りのヒント!お店のデザインに使える陰陽

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
お客様を飽きさせない店舗作りのヒント!お店のデザインに使える陰陽

陰陽とは敵対するものではなく、両極にありながらも互いに引き合い、補い合っているもののことを言います。「暗/明」「静/動」「重/軽」「冷/熱」などがイメージしやすい例えです。人が何かをしようとすると、そこには必ず「陰」と「陽」が存在していると言っても過言ではありません。これは中国に古代からある思想の1つですが、建築の世界にも置き換えることができます。効果的な使い方をすれば魅力あふれる空間づくりが可能になります。陰陽がもたらす、お客さまを飽きさせない店舗づくりのヒントをご紹介します。

目 次
  1. 内装デザインの役割
  2. 内装デザインと陰陽
  3. まとめ

1. 内装デザインの役割

どのような店舗でもおしゃれで、お客さまをもてなすのにぴったりのデザインである必要があります。アパレル系はディスプレイに重きをおくでしょうし、美容系では店舗全体の雰囲気を重要視する場合が多くみられます。とりわけお客さまの滞在時間が長いとされる飲食店では、料理を待つ間の待ち時間などにいかにお客さまを飽きさせず、引きつけておくことができるかがポイントとなっています。店舗のコンセプトに合わせ、日本風、ヨーロピアン、アジアン、自然派、アミューズメント系などさまざまな内装デザインでお客さまを楽しませ、さらには食欲まで刺激するような工夫が求められています。人が行うサービスとはまた違った角度からアプローチします。多くの人は食べることに喜びを感じます。内装デザインにはそんな気分を作る重要な役割も担っています。

2. 内装デザインと陰陽

実際に内装デザインにはどのように陰陽が反映できるのでしょうか。陰陽の組み合わせをいくつか挙げてみましょう。「古い/新しい」「軽い/重い」「粗い/なめらか」などでイメージしてみましょう。「古い/新しい」では、古いものは新しいものによってさらに古く見え、反対に新しいものは古いものによって更に新しく見せることができます。全てが古めかしかったり、新しいものだらけだったりして違和感がある場合などに取り入れてみると、調和のとれた空間が出来上がります。こだわりの家具やファブリックを使用したい時など参考にしてみてください。また、建物自体が古い場合、対照的にモダンなインテリアを配置するなどする取り入れ方もあります。「軽い/重い」「粗い/なめらか」などもインテリアやディスプレイで表現する方法はもちろんですが、色や材質、素材感の違う壁紙を使って陰陽を表現する方法でも雰囲気ある演出ができます。具体的には、淡く明るい配色の部分と深く暗い配色の部分を作ってコントラストをつけたり、凹凸のあるマットな質感の素材とつるりとした光沢のある素材の組み合わせなど、店内にアクセントをつけることもできます。異素材の組み合わせはお客さまの目を引きつけ、楽しませる視覚的な効果があります。そのような効果はリピーターの獲得に役立ったり、売上アップにも期待ができそうです。

3. まとめ

あえて行うと言うよりは、自然と調和のとれた空間には陰陽が存在しているものです。今一度、自店の内装デザインを見直してみましょう。陰陽の効果が出ているポイントを活かして、他の部分にも反映させてみましょう。また、旅先などで何気ないことがスペシャルに感じるのは、雰囲気や気持ちの高ぶりがそうさせていることが大半です。互いの良さが引き出される「陰」と「陽」の関係に似ています。お客さまが心地いいと思える空間にはそういった秘密が隠されているとも言えます。ぜひ見つけてみてください。

trico
error: Content is protected !!