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ネイルサロンの店舗形態の長所と短所の総まとめ!開業・出店者必見

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ネイルサロンの開業はこれで完璧!起業時に大切な3つの重要なポイント
目 次
  1. SOHOサロン 自宅編
  2. SOHOサロン マンション編
  3. 出店サロン テナント編
  4. 出店サロン 間借り編
  5. 出店サロン フランチャイズ編
  6. まとめ

1. SOHOサロン 自宅編

◯ 長所

低リスク

SOHOスタイルの一つ、自宅で働く職場形態です。自宅の一部ををサロンとして使用するので、初期投資を可能な限り少額で済ますことができます。電話やパソコンなどの電子機器も兼用できますし、新たに賃貸契約をする必要がありませんから、敷・礼金や保証金の調達も不要です。月々の家賃支払いがないのも大きなポイントです。また、サロンとして使用する床面積を事業使用割合として経費で計上できます。お手洗いなどの共用部分も面積の比率で計算することが可能ですし、光熱費なども必要経費として申請できます。ランニングコストも抑えられ、大きなリスクを冒さず、開業できます。経費に関しては様々なケースが考えられますので、まず専門家に相談してみましょう。

マイペースなスタイル

通勤時間もなく、時間を自分のペースで管理することが可能です。ネイルサロンは基本的に予約制ですので、家事や子育ての合間をぬってスケジューリングしたり、お客さまに都合を合わすのではないスタイルがポイントです。

✕ 短所

生活感のあらわれ

いくら気を遣っていても、少なからず自宅であるという雰囲気は出てしまいます。どちらかと言えば、経営する側よりもお客さまが感じ取ってしまうことの方が多いでしょう。お手洗いなどの共用部分はどうしても生活感が出ますし、サロンスペース以外のところからの声が聞こえるやその家独特の臭いが気になってしまう方もいます。良く言えばアットホームな雰囲気ですが、ネイルサロンには「美」を求めてやってくる人がほとんどです。リピーターを増やすには、ホテルのような落ち着いた空間で、質の高いサービスを提供する必要があります。もしくは低価格や会話を楽しんでもらうなどの特徴を活かした戦術をとって、他との差別化を計りましょう。

低い集客率

店舗として認識されにくいので、集客率は伸び悩むでしょう。テナント物件などのように、遠くから店内の様子が確認できるのとできないのとでは安心感が違います。初めてのお客さまにとってはハードルが高い店舗形態です。口コミが貴重なツールとなります。

セキュリティ問題

宣伝活動をする上で、住所や電話番号の記載をどうするか考えなければいけません。代表的なものとして広告、チラシ・DM、ホームページなどがあります。自宅と兼用しているので細かい記載は避けたいところです。予約時に詳細をお伝えするなど確認方法も決めておきましょう。

こんな人にオススメ

子育てで時間の制限があったり、自宅の機器を兼用して出費を最小限に抑えたいなど、敢えて自宅での開業を必要とする場合にオススメします。ただし、集客が容易ではないことを忘れてはいけません。顧客を抱えての開業なら話は別ですが、しっかりとお客さまを呼び込む準備が必要です。技術面や価格面で他店と差別化できるようなセールスポイントがあれば、しっかりアピールしていきましょう。

2. SOHOサロン マンション編

◯ 長所

初期費用の節約

SOHOスタイルと呼ばれる、小規模事務所での店舗形態です。マンションの一室なので施術に必要な家具を搬入するだけで形になるため、基本的に内装も工事が必要になるような大掛かりなものは発生しません。少しの工夫で雰囲気づくりができますし、他の形態で考えられるような初期費用がかかりません。もちろん家賃は発生しますが、同じ広さでもテナント出店などに比べると、契約時に必要な敷金礼金などの費用も1/10程度に抑えられます。ネイルサロンとしての品質を保てる物件を探しましょう。

プライベートサロンとしての確立

ネイルサロンとして使用する目的で賃貸契約をするわけですが、店舗と言うよりはお客さまを特別な空間へお迎えするプライベートサロンとしての印象を強く打ち出せます。お客さまにリラックスしていただく雰囲気づくりが可能です。同じマンションでも、トイレや洗面が共用の自宅とサロンを兼用している場合とは違って、質の高い施術空間を確保できます。

住所の公表

プライバシーの観点からいくら仕事とはいえ、自宅兼サロンでは住所の公表に抵抗がある経営者も少なくありません。情報を得たいお客さまへもあいまいな表現となり、少し不親切な対応となってしまいますが、生活空間と独立したマンションであれば住所の記載も可能になり、安全面やアクセス面での問題がなくなります。

✕ 短所

取得困難な許可申請

いくら気に入った物件であっても契約の際に、サロンとして営業許可がおりる物件であるかどうかが焦点になります。一般的に居住用に作られたマンションの場合、許可が下りるのはなかなか困難でしょう。集合住宅内に住人以外の不特定多数の人が出入りするのを好まない家主さんが多いからです。お客様からしても、あまりに閉鎖的な場所には入りづらいでしょう。

低い集客率

居住用に作られたマンションの場合、やはり多方面から見ても店舗としての好条件はあまり整っていないと考えて良いでしょう。そうなると一番苦労するのは集客です。テナントなどに比べて、立地条件も良くありません。看板の設置の許可さえ、なかなか下りないことも多いのが現状です。

こんな人にオススメ

やはりマンションとなると居住用に作られたものが多いので、開業するには立地条件があまり良くありません。コスト面ではテナント出店などに比べても大きな問題はないように思えますが、経営をするのに一番大切なお客さまの確保ができている、またはその見込みがある場合にオススメします。仕事場としてプライベートとは異なる空間を持ちたい方やサロンコンセプトを特別な空間として運営したい方にも有効です。その他、月々の支払いなどリスク面も考慮して検討してください。

3. 出店サロン テナント編

◯ 長所

高集客率

何よりもテナント運営で期待できるのは、集客率の高さです。他店からや通りすがりのお客さまの来店が期待できますし、新規出店となればなおさら目を引くでしょう。

宣伝費の削減

ビルやショッピングセンター、百貨店など建物自体に人気がある場合、それだけで宣伝費用が削減されます。人通りが多ければ、小さな看板などでも効果があります。

他店とのシナジー効果

周辺に美容系、アパレル、雑貨店など雰囲気の合う業種のお店が入店していれば、それらのお客さまを自店のお客様として取り込める場合があります。またその逆も考えら近くの他店舗にアパレル店や化粧品販売店、エステ、雑貨屋さんなど関連した業種のお店があると、そのお店の固定客が自分のネイルサロンの見込み客となり得るので、周辺他店との相乗効果によって集客アップが期待出来る事があります。

高収益

テナントは比較的大きな規模での出店になりますので、順当な運営ができればそれだけ高収益が見込めます。

✕ 短所

かさむ初期費用

テナント物件は高い賃料と、細かな条件、特約が付いている場合がほとんどです。家賃保証金や仲介手数料なども家賃の5〜10倍が相場です。また、基本的に内装が何もないスケルトン状態ですので改装が必須です。退去の際もスケルトン状態に戻すことが一般的ですので、内装工事費用もかかります。逆に内装や設備が残っている居抜き物件であっても、自店のコンセプトに応じた内装デザインにするにはそれなりの費用が必要になってくるでしょう。

高ランニングコスト

初期費用がかさむと月々のランニングコストにも影響が出てきます。規模が大きければ大きいほど融資の額が増え、月々の返済も増えていくので、注意が必要です。

こんな人にオススメ

テナント出店を目指す場合、初めての独立・開業者には少しハードルが高いでしょう。まず、出店するテナントの特性や立地条件をしっかりリサーチする必要があります。人気がある物件と言う理由だけでは、経営が上手くいく保障はありません。さらに金銭面でも初期投資が多い分、開業後の運転資金なども余裕をもって準備しておかないと、なかなか収益に結びつけることは難しいでしょう。ある程度の経営の知識があり、計画的に物事を進められる方にオススメします。テナント選びは慎重に行いましょう。

4. 出店サロン 間借り編

◯ 長所

高集客率

間借りする店舗の立地条件や集客率が良ければ、ネイルサロンでも安定したお客様の獲得が期待できます。例えば、美容院やエステサロンの一画に間借りできれば、母体となる店舗のお客さまを取り込むことが可能です。場合によってはお店の情報をホームページやチラシ、広告などに記載してもらえます。交渉次第ですが、タダ〜少額の費用で広告を打つことができ、広告費のコスト削減にもつながります。

初期費用の抑制

月々の家賃・レンタル料は母体となる店舗との交渉により決定します。月額の固定料金だったり、月々の売上げのいくらかを固定料金にプラスして納めたり、様々です。イチから物件を探して契約する手間を考えれば、立地条件も良く、見込み客もある整った環境はなかなかないでしょう。美容院やエステサロンでの間借りであれば、内装工事なども必要ありません。施術に必要な家具を搬入するだけで開業できます。

✕ 短所

自由度の低さ

契約時に交わされる条件は、オーナーである貸主さんの意向によるものが大半です。規則など母体となる店舗に合わせる必要がありますし、少々細かい条件を出されることもありますが、借りる側として謙虚誠実な対応を心がけましょう。頻繁に会う機会がない場合でも貸主さんとのコミュニケーションは重要なポイントです。ただ、お客様に対して強引な勧誘がなされる場合もありますので、万が一のトラブルに備え契約を交わしておきましょう。「互いのお客さまに対し、勧誘はしない」「退去は◯ヶ月前に通知する」などです。

作業スペースの狭さ

間借りしているので、あまり多くのスペースは確保できません。限られたスペースでの運営となりますが、基本的に施術するだけならば大きなスペースは必要ありませんし、共用させてもらえる場所は交渉して使用させてもらいましょう。

こんな人にオススメ

どの形態でも同じことが言えますが、お客さまを獲得するのは簡単にできることではありません。しかし、なによりもその点を一番クリアにできているのがこの形態です。母体となる店舗のお客さまを見込めるわけですから、大きな失敗をすることもないでしょう。限られたスペースや厳しい条件もついていますが、立地条件やコストパフォーマンスの良さがポイントです。ゆくゆくは自身のお店を構えたいとお考えの方にオススメします。顧客さまを獲得し、貯金をする。修行のつもりで始めてみてはどうでしょう。

5. 出店サロン フランチャイズ編

◯ 長所

経営ノウハウの活用

フランチャイズの店舗の場合、初めての開業であっても本部からの指示や、経営ノウハウの詰まったマニュアルが用意されているので未経験、未業種でも安心して始められます。個人で開業するよりも、経営を軌道に乗せやすい傾向にあります。ネイリストとしてネイルのプロであっても、経営者として力が及ばず、せっかく開業しても長続きしない場合も多くありますが、困った時に指示をあおげる環境にあるため、問題を解決し、前へ進んでいくことが可能です。

ネームバリュー

ネームバリューがあるとないとでは、集客に影響が出てきます。フランチャイズは認知度が高く、ブランドとして確立している場合が多くあります。名前を聞いただけで、雰囲気やサービスなどをイメージしてもらえます。複数店舗を経営しているだけあって市場には詳しく、こちらからリサーチしないでも出店場所などの耳寄りな情報も聞くことができるでしょう。

✕ 短所

高額な初期費用

フランチャイズでの開業には、フランチャイズに加盟するには加盟料や保証金などがかかります。加えて、内装工事費用も発生します。本部が一部を負担してくれる企業もあるようですが、それでも数百万は必要になってくるでしょう。

ロイヤリティ

経営状況に関係なく、月々支払わなければならないのがロイヤリティです。売り上げの5〜10%を納めるのが一般的で、思うように売り上げが伸びず、赤字であっても必ず支払わなければなりません。フランチャイズに加盟し、様々な提供を受けるのに適当なロイヤリティであることも、フランチャイズ選びのポイントです。

厳しい契約条件

やはりブランドイメージを守るには、細かく厳しい契約があります。契約期間を設けている場合がほとんどで、契約途中の撤退には違約金が発生します。個人で始めるには、他の形態に比べて自由度は低くなりますし、各店舗の行いによって経営はマイナスにもプラスにも転じます。その事は忘れず、注意しておきましょう。

こんな人にオススメ

フランチャイズでの開業は、未経験でも多くの時間をかけずに事業を軌道にのせることが可能です。しかし、初期投資や月々のロイヤリティの支払いは安くありませんので、金銭的に余裕のある方にオススメします。経営のノウハウを伝授してもらえるので、いい店舗づくりを心がけることが売上げに直結していきます。自身のスタイルにあったフランチャイズを探してみましょう。

6. まとめ

5つの店舗形態をご紹介しましたが、それぞれに長所、短所があります。たくさんの夢が詰まった店舗ですから、たくさんの選択肢の中から、自店に適したものをチョイスしてみてください。

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