京都のエステサロンの進行状況です。現在は軽量鉄骨(LGS)の下地(骨組み)も終わり、ボードと建具の枠を取り付け工事を行っています。夜間工事で蒸し暑い日々が続いておりますが、順調に現場は進んでおります。前回の記事からからそれほど進行してるわけではないので、今回は床の防水についてご説明いたします。
防水・漏水防止工事
今回はお施主様からの要望があり、床上げした水廻り箇所の下に防水処理をしております。万が一何かのトラブルで、漏水した場合に、下の階に水漏れの被害が及ばないよう回避する工事です。防水工事をする箇所は、シャワーユニット・電気温水器、トイレ、ランドリールームの計3箇所になります。防水処理の内容は、各区画の床下にコンクリートブロックを立ち上げ、プールの形状の受けを作成しそこにアスファルト防水を施します。万が一何かのトラブルで漏水した水は、アスファルト防水された受けに溜まり、別の排水管から排水される仕組みです。これで漏れた水がスラブをつたわり隙間やクラックした箇所から地階にいくこともなくなりました。
ちなみにアスファルト防水とはアスファルトをコーティングしたシートを防水したい箇所に何枚も重ねて貼る工法のことです。何枚も重ねることにより、防水層が厚くなり、施工のバラつきがなくなり、信頼性(防水性)が高い工法になります。主にマンションなどの鉄筋コンクリート造の陸屋根の防水処理に使用されることが多いです。
今回した床下の防水工事は通常よりコストがかかりますので、全ての物件でこの防水処理はできませんが、予算が許すのであればやるべきだと思います。
およそ工事の半分が終わりました。今からは床上げの作業に入ります。残すは1ヶ月半の工期になります。何もドラブル無く竣工が迎えられるよう注意して工事を進めたいと思います。
次回は仕上げの段階で工事の進捗状況の記事をアップしたいと思います。