暖かいものが恋しい季節になりました。
夏は冷房、冬は暖房と部屋の温度管理はエアコンで十分ですが、美容室ではエステサロンやネイルサロンと違って、区切られた個室を設けるようなことがあまりありません。大きな一つの空間ですので、場所によっては寒い、部分的に冷えるなどと感じられる場合もあるかと思います。
そんな寒さ対策として便利な、体感温度を上げるアイテムをご紹介します。
1. 体をあたためる暖房アイテム
部屋全体をあたためようとすると、時間とコストがかかります。スポット的に使うものなので、ハイパワーで長時間使用するとコストは高くつきます。
電気(セラミック)ファンヒーター
電気式のアイテムですので、燃料を補給する心配がなく、スイッチひとつで簡単にのON/OFFの切替ができます。さらには人感センサーやマイナスイオン等によって除菌・消臭効果のあるものもあります。多くのものが高性能でありながら1万円以下で購入できるとあり、人気です。コンパクトですので、狭い部屋や足元をあたためるだけといった使い方に適しています。
電気ストーブ
スイッチを入れると白の細長いガラスの管が赤やオレンジ色に色づき、熱を発します。どの家庭にも見られた昔ながらの暖房アイテムです。実際には、炭素繊維が入った石英管を不活性ガスの中に入れることで熱が発生します。年々コンパクトにスタイリッシュにデザイン性も高まっています。
2. 部屋全体をあたためる暖房アイテム
それぞれの燃料によって広範囲をあたためられますが、換気や火の取扱いなど注意する点もありますので、よくチェックしておきまょう。
オイルヒーター
電気で加熱し温めたオイルをパイプ内に循環させることで熱を発します。部屋の空気だけじゃなく壁や床もあたためられるので、暖房を切ってもあたたかさが持続し、室温が保てます。逆に、あたたまるまでは時間がかかります。見た目にオシャレで、温度設定やタイマー機能などが細かくできるのが特徴です。
石油ファンヒーター
灯油をガスに気化させ、燃焼すぐ、発生した温風をファンから送り出します。ボタンひとつでファンからの送風が空気を循環させ、空間を素早くあたためます。しかし、その空気の対流が空気中の水分を蒸発させ、乾燥しがちな空間をつくってしまいます。埃やハウスダストも舞い上がりやすいので、こまめな換気が必要です。
石油ストーブ
灯油を燃料とするオーソドックスな暖房アイテムです。災害時の避難所等でもよく見かけるアイテムです。電気を使わず空間をあたためながら、さらにはお湯を沸かしたりと調理も可能です。灯油は比較的安価に入手できますし、使い勝手が良く人気です。ただし、灯油独特の臭いや、着火中の火事ややけどには注意が必要です。こまめな換気を心がけましょう。
3. まとめ
空調管理はエアコンにお任せするのも正解ですが、今回ご紹介したアイテムを併用する事で、見た目にも暖かい空間がつくれます。大きなものは存在感もありますし、インテリアの一つとしてデザイン面を重視したり、それぞれの特性、機能面からランニングコストを算出してみるのもいいでしょう。設置場所の向き不向き、注意点をふまえてうまく活用してみてください。