物件のスペック(立地・広さ・形状等)
大阪市鶴見区の放出駅近くにある美容室のオーナー様から改装工事(店舗デザイン・店舗設計・内装工事)のご依頼があり、現地調査に行ってきました。
ご依頼の美容室はオーナー様が独立して最初の店舗で、開業して7年近く経ちます。開業時も内装の設計士と協議を重ね、お店のレイアウトや内装のデザインに拘ったものの、経年と共に改善するべきポイントが見えてきたそうです。それに加え壁や天井のクロスの劣化や床材の汚れが目立つようになり、今回改装工事をすることに決めたそうです。
現在の店内・テナント内の内装の状態
現在のお店のスペックはセット面が6面、シャンプー台が2台、受付、待合、トイレ、スタッフルーム、収納庫となります。今回の改装工事の1番の目的はシャンプー台を1台追加することです。通常セット面とシャンプー台の比率は2:1の割合が一般的です。現状はセット面6に対してシャンプー台2でシャンプー台がセット面に対して少ない状態です。そのため、混雑時にはシャンプー待ちのお客様は発生してしまい、お店の回転率も悪くなってしまいます。
今回の改装工事でシャンプー台を1台追加し、一般的セット面とシャンプー台の割合を2:1にし、お店の回転率を上げるのが目的になります。それに伴い、劣化が目立つクロスや一部の床の仕上げをやり変え、お店の雰囲気も変える予定です。
中央の白い壁の開口の中がシャンプースペースになります。この中にシャンプー台が2台横並びになっております。排水の引き込みが必要なので20㎝程床上げされておりまます。写真の左側は待合いスペースになっております。
改装案としては、個室になっているシャンプースペースをオープンスペースにし、待合いスペースの一部を利用してシャンプー台を3台配置しようと思っております。水廻りを移設するのは設備費用が高くなるので、現在のシャンプ台を設置している周辺でもうー台増設を考えています。
シャンプー台の増設で待合いスペースが狭くなるので、現状の向かい合わせの3人テーブルの形式ではなく、横並びのカウンター形式で3人程度が座れる仕様を検討しております。
まとめ
小規模な改装とはいえ、水廻り(シャンプー台)の増設や現状の間仕切壁や、シャンプースペースの床上げ部分の解体、それに伴い新設壁や再度床上げ工事となれば、ある程度日数が必要になります。少なく見積もっても1週間から10日程度は工期が必要になるので、美容室の長期休暇に合わせて工事を行うのが理想です。
設備の増設以外にも、オーナー様は店内のイメージを変えたいというご希望もありますので、その辺りも含めて全てご納得いただけるようなご提案ができればと思っております。また工事の進捗状況をこちらでご報告させていただきます。