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滞在時間が長い程リピーター率が高い!美容系サロンの内装のポイント

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滞在時間が長い程リピーター率が高い!美容系サロンの内装のポイント

居心地のいい空間には何時間でも滞在したくなります。旅先など日常から逃避行する場合はもちろん、気の合う仲間と過ごしたり、1人だけの特別な時間など快適と感じる空間は人それぞれです。
そんな快適な空間を、簡単に演出するポイントを業界別にご紹介します。是非参考にしてみてください。

目 次
  1. パーソナルスペース
  2. 移動距離
  3. ライティング
  4. まとめ

1. パーソナルスペース

美容系サロンでは、複数、グループでサービスを受けることはほぼありません。施術によっては、スタッフが数人でサービスを提供する場合もありますが、基本的にはひとりのお客様に対して個別に対応するかたちです。

例えばヘアサロンでは、受付を済ませ、待合いスペースからカットスペースへ案内されます。その後はシャンプー台と行き来がある程度で、お客さまの行動に自由はありません。鏡に向かって座っているというのが、大半の時間を占めます。

そんな時に大切になってくるのが、周りとの距離です。人間にはパーソナルスペース、対人距離と呼ばれ、他人に近付かれると不快に感じる距離感があるそうです。お店の雰囲気も重要ですが、そうした根本的な問題もしっかりと計画しておかないと、知らない間に居心地の悪い空間をつくことになってしまいます。身なりを整える場所でもありますから、他の空間に比べて、できれば周りの人と距離を置いておきたいと考える人は多いはずです。

あまりに面積が小さかったり、閉塞的な建物は物件選びの段階で避けましょう。お客さまに我慢を強いるような物件はやめておきましょう。

2. 移動距離

飲食店などではトイレに向かうことぐらいしか店内を移動することはありませんが、美容系サロンでは施術内容に応じてブースや部屋を移動したりすることがあります。

スタッフ側の作業効率もですが、それらのスペースに距離があり過ぎるとお客さまにストレスを与えてしまうことにつながります。2、3回往復することが考えられる場合はバランスの良い配置をシュミレートしておきましょう。

3. ライティング

美容系サロンではお客さまは座っているというのが、大半の時間を占めるとお伝えしましたが、重要なのはただ座らせているだけではないということです。もちろんサービスを提供するためではありますが、安心安全に配慮したかたちであること、長時間の座位でもお客さまを満足させられるか等検討する必要があります。

そこで、どのような業種においても大きな役割を果たすのが照明です。ヘアサロンやネイルサロンでは、スタッフの手元にしっかりと照明があたるように設計します。手元が暗いと満足なサービスが提供できませんし、お客さまも不安になります。

また、ヘアサロンではお客さまの前に大きな鏡があります。そこに映るお客さまをキレイに見せるのも大変重要なポイントです。女優ミラーやハリウッドミラーなどと呼ばれる舞台や映画のメイク室の鏡は、顔に影ができないように正面からライティングを施し、鏡に映るものをキレイに見せるよう計算されています。そこまでは必要ないかも知れませんが、顔まわりはっきりと映し出せるようにするといいでしょう。

来店時よりも何倍も美しくなって、気持ちよくお帰りいただけるように努めましょう。

エステサロンでは顔を伏せた状態で施術をすることが多いですから、調光ができる照明はとても便利です。柔らかな光を演出すればリラックス効果も期待できます。

4. まとめ

美容系サロンには、非日常を求めて来られるお客さまが多数いらっしゃいます。あえて長く居座ると言うよりは、長時間にわたるサービスや施術を、いかに快適に過ごせるかでお店選びをしていると考えられます。快適な空間を用意して、リピーター獲得につなげましょう。

trico
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