福岡市東区香椎で計画中のエステサロンの新店の現地調査に行ってきました。
テナントのスペック(広さ・形状・設備等)
西鉄香椎駅、JR香椎駅から徒歩3分と非常に立地が良く、入居するテナントビル自体も5階建ての新築になります。テナントの広さは約45坪で、現状は約12坪×3区画に分けられています。今回はこの区画を無くし、1フロアー45坪でエステサロンを開業します。
現状の壁面・天井
工事前の引き渡し時の写真です。テナント内の壁と床は、石膏ボードが貼られており、床はスラブのままの状態です。区画している間仕切りは撤去しますが、テナントの外周の壁と天井は、そのまま利用できそうです。スラブのままの床は、FL(フロアライン)から20センチ程下がっており、そこに給排水の配管や電気の配線が可能です。そのため、今までのように、水回りのエリアだけ床上げする必要もないので、スタッフの方や来店されるお客様の使い勝手は、非常に良いといえます。ただ、そのシワ寄せかどうかはわかりませんが、天井高さが低く、2m50センチしかありません。店舗系のテナントでは2m70センチ多い中、2m50センチと、たった20センチしか変わりませんが、非常に低く感じます。この低さを感じさせない プランニング(店舗設計・デザイン)が重要になりそうです。
現状のテナント設備(電気・空調・給排水)
続いては設備面です。エステの工事する上で、ビルの設備は非常に重要になります。給排水は、3区画内全てに配置されており、1フロアーに3箇所あります。これだけあれば、水回りの位置に制限を設けることもなく、比較的自由にプランニングできそうです。続いては電気ですが、こちらも3区画に分けられているだけあり、容量的には問題ありません。そして今回は45坪と比較的狭いこともあり、電気温水器ではなく、ガス給湯器を設置することにしました。ガス給湯器のメリットは、お湯がいくらでも使用できることと、最初の設備投資が電気温水より若干安いことです。電気温水器のメリットは、安い深夜電力でお湯を沸かすので、ガス給湯器に比べて使用量が安くむことです。ただ、タンクに貯めてお湯を沸かすので、タンクのお湯が無くなればお湯を使用することができません。エステサロンのように、1日のお湯の使用量がある程度予測できる場合は、電気温水器でもいいと思います。マンションや住宅でも、オール電化や省エネ志向の影響で、電気温水器を使用しているところも多いと思います。家族以外の方が泊まりに来た時に、お湯が足りないなんてことにならないよう、残量に気をつけながら使用して下さい。特に一人暮らし用のワンルームマンションの電気温水器は、容量が少ないので、そういった予期せぬトラブルが起きやすいです。
11月から解体工事は始まり、この記事を書いている11月末には、既に墨出しも終わり着工しております。竣工は来年の1月中旬ですが、年末年始もあるので、思ったほど時間はありません。トラブルがないよう引き締めて工事進めていきたいと思います。