テナント出店の店舗などを除いて、どのような店舗にも必ずあるのがトイレや手洗いの個室空間です。パウダールームやレストルームという呼び方をする場合もあり、デザイン的にもこだわりを持つオーナー様が増えています。お客さまに喜んでいただける快適な空間づくりのポイントをご紹介します。
1.付加価値の付け方
2.デザインポイント
3.まとめ
- 付加価値の付け方
- デザインポイント
- まとめ
1. 付加価値の付け方
店内でふっと一息つける個室空間は、お客さまの気持ちを掴むポイントの1つでもあります。トイレ、洗面設備の機能面は向上し、デザイン性もずいぶんスタイリッシュになっているので、設備を入れ替えるだけでもずいぶんと見た目に変化が生まれるでしょう。それだけで店舗にプラスの要素となります。男性用、女性用、男女兼用、多目的用など色々分けることもできますが、あくまでサブスペースですから多くのスペースを割くことはできませんし、過剰な費用を注ぎ込む必要もないと思います。内装デザインの一部として計画するようにしましょう。
何を付加価値とするかですが、まずは店内の雰囲気、イメージを損わないデザインであることが重要です。また、壁紙や床材など汚れがつきにくいものを採用すれば日々のお手入れが楽になります。清潔な空間はお客さまだけでなく、スタッフにも気持ちのよい空間となるでしょう。細かいところで言うと、飲食店ではオーラルケア、サロン系ではメイクやサニタリー用品を置くなどすると喜ばれます。
2. デザインポイント
店内は色々と気を遣い、魅せるポイントもあると思いますが、レストルームは非常にコンパクトで、店内と全て同じデザインとはいかないことも多い場所です。あえてレストルームだけイメージを変える手法もありますが、インテリアで関連性を持たせたりして、シンプルイズベストでも素っ気ない空間にだけはしないようにしましょう。
店内の雰囲気、イメージを損なわない為には照明や素材選びに気をつけるといいでしょう。特にサロン系店舗では、お化粧直しをしたり、着替えをしたりすることもありますから鏡や照明の色や位置はとても重要となってきます。
3. まとめ
トイレと言えばトイレですが、レストルームやパウダールームと言えば少し特別な空間を期待してしまいます。大々的に予算をかけることは難しいかも知れませんが、あれば誰もが利用することになりますし、毎日お掃除する場所でもありますから、内装デザインや機能面に少し目を向けてみるのもいいかもしれません。
二の次になってしまいがちな空間が、意に反してときめく空間となればお客さまの喜ぶ顔が期待出来ます。