世の中にはデザイナーと呼ばれる職業がたくさんあり、それぞれのジャンルでプロのデザイナー達が様々な空間を創造しています。設計をする我々であれば、設計デザイナーなどと呼ばれることもあります。
今回は設計とも関わりの深いプロダクトデザイン、プロダクトデザイナーについてご紹介します。
- プロダクトデザインとは
- プロダクトデザイナーの役割
- まとめ
1. プロダクトデザインとは
プロダクトデザインとは、プロダクト=製品をデザインすることで、大量生産される製品のことを指します。ですので、デザインをするうえでも普段の生活でも目にする、手にすることの多いジャンルのものを取り扱うことになります。自動車や家電の機械製品から、家具や照明のインテリア製品、食器や文房具などの日用雑貨まで多岐に渡ります。
2. プロダクトデザイナーの役割
いくら身近な製品だとしてもとても守備範囲が広いので、デザインするとなると、センスやスキルだけでは太刀打ちできません。デザインする製品についての十分な理解や知識が必要不可欠です。製品のグラフィックデザインも任されることがありますので、2Dや3D、抵抗なくデザインできるオールマイティな技術が必要になります。
ゼロから新しい製品をデザインする為には、たくさんの試作品を作って、試行錯誤を繰り返し完成させます。その後、その新しい製品をどのように消費者にプレゼンするのかまでデザイナーの腕は試されています。機械化が進み、高度な技術がボタン一つで手に入ったとしても、上手に使いこなせなければ意味がありません。複雑な物でも直感的に操作できれば、人気商品となります。いかに分かりやすく消費者に提供できるかもデザイナーの役割です。
但し、独りよがりはいけません。消費者と製品を通じてコミュニケーションをとるような感覚が、ものづくりの基本となることを忘れてはいけません。
3. まとめ
アイデアを形にするデザインの世界は奥深く、日々めまぐるしく変化しています。製品をデザインするだけでなく、総合的にプロデュースする力が求められるようにもなっていますので、デザイナーとしては現状に満足せず、ストイックに製品と向き合うことが大切です。