店舗デザイン

快適なオフィスに必要な3つの重要なポイント!インテリアデザイン編

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快適なオフィスに必要な3つの重要なポイント

会社・オフィスと言えば、どこもあまり代わり映えしないレイアウトで、家具なども実用的なタイプのものを想像しがちですが、会社組織だからと言って決まりはなく、自由に設計、デザインすることが可能です。スタッフが仕事に集中して取り組め、作業効率の上がる空間となるようなポイントをご紹介します。

目 次
  1. オフィスレイアウトの種類
  2. ・アイランド(島)スタイル
    ・フリースタイル
    ・スクールスタイル
    ・ブーススタイル
    ・背面対向スタイル

  3. 作業効率に優れた空間づくり
  4. ・瞬間式(直圧式)
    ・通路幅

  5. 内装デザインと色づかい
  6. ・寒色系(直圧式)
    ・暖色系

  7. まとめ

1. オフィスレイアウトの種類

海外企業の進出により、欧米の自由なスタイルが日本の社会にも浸透してきました。それに伴ってオフィスレイアウトも、これまでの日本のものとは違った視点のものが見られるようになりました。少しの配列の違いでこれまでのイメージとは異なる雰囲気が演出できるので、参考にしてみてください。仕事が効率よく進むような空間づくりを考えてみましょう。

アイランド(島)スタイル

部署・部門ごとに塊(島)を作る、日本のオフィスによくある一番オーソドックスなスタイルです。机を対面式に合わせて置くので、コミュニケーションも取りやすくチームとしても作業しやすい空間が作れます。

フリースタイル

見た目はアイランドスタイルと変わりありませんが、席順が決まっていないのが一番のポイントです。フリーアドレスなどと呼ばれ、どこに座っても構いませんので、部署・部門やチームの垣根を越えてコミュニケーションの場となります。また、席を外すことの多い人がいる場合やスペースが狭い場合などにも良いでしょう。

スクールスタイル

学校の教室のように、全員が平行に並び、同じ方向を向いて座るようなレイアウトスタイルです。コミュニケーションを取る必要の少ない、一人ひとりが個々に作業を進めたい業務に適しています。

ブーススタイル

一人一人の空間をパーテーションで区切った半個室のスタイルです。長時間パソコンを使っての業務など、個人としての作業が多く、高い集中力が必要な業務に適しています。パーテーションの高さによって視界の広さは変化がつけられます。

背面対向スタイル

それぞれのデスクを背中合わせに配置したスタイルです。前を向けば自分だけの空間、振り返れば他のスタッフとコミュニケーションが取れる、チームなどで業務を進める場合に適しています。狭いスペースには不向きです。

2. 作業効率に優れた空間づくり

業種によって快適なオフィスレイアウトは、だいたい決まっています。しかし、どの業種においても一人ひとりが業務に支障のない最低限のスペースを確保する必要があります。必要な作業スペースが分かれば、そこからオフィスの広さを算出できますし、オフィスの規模からその逆も割り出すことができます。スタッフの人数やスペースに見合ったレイアウトになっているか、確認してみましょう。また、パーソナルスペースと言われる周りの人との距離感も、忘れてはならない重要なポイントです。作業スペースだけでなく、通路幅や動線なども考慮し、作業効率に優れた空間づくりを目指しましょう。

作業環境

デスクスペース(W1200 × H700 /mm)
+ 人が座るスペース (450 mm )
= 一人当たりの最低限のスペース 約2坪
実際には上記の1.5倍強のスペースが平均とされています。

通路幅

一人が通るスペース 800 mm
二人が交互にすれ違う 1000 mm (1m)
二人がすれ違う 1350 mm
あまり広すぎるのも不便に感じますが、少しゆとりを持ったスペーシングが理想的です。

3. 内装デザインと色づかい

事務的で実用性のあるものを好む傾向にあるオフィスですが、内装デザインを少し工夫するだけで作業効率を上げることが可能になります。一番効果的なのは、視覚的に訴える「色」の扱い方です。オフィスの雰囲気を印象づけるものにもなりますし、色にはそれぞれ、人間の感情を動かす作用もあります。壁の一部やデスク周りだけにアクセントとして利用したり、会議室やフリールームなど必要な場所に応じたカラーリングを選んで使用するといいでしょう。やりすぎは逆効果ですので、プロの意見を聞きながら行うようにしましょう。働くスタッフだけでなく、訪問して来られたお客さまにも好印象を与えられるような色づかいを心がけましょう。

寒色系

リラックスした落ち着いた雰囲気/集中しやすい環境をつくる/集中力が必要な職種

暖色系

明るく活動的な雰囲気/活気ややる気をUPさせる/クリエイティブな職種

4. まとめ

なかなか他の会社の様子覗き見ることはできませんが、それぞれの業務によって快適なレイアウトスタイルは存在します。適切なスタイルであっても、スペースの使い方や色づかいによって作業効率に大きな差が出ますので、専門家と相談して計画することをお勧めします。常に見られているような商売をしている空間などとは違いますが、働くスタッフの気持ちになって空間づくりを進めてみてください。スタッフが、リラックスして仕事に打ち込めると業績UPにも期待が持てます。理想のオフィススタイルを見つけてみてください。

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