店舗の設備や内装が古くなったら、改装工事を検討するのは当たり前のことですが、不具合を修繕するだけで工事を完了してよいでしょうか。改装工事をするタイミングで、お店の経営状況をもう一度見つめ直してみましょう。改装工事には集客率をUPさせたり、売り上げUPを期待できる効果があります。お色直しだけではない、売り上げUPにつながる店舗改装の3大ポイントをご紹介します。
1. 問題点の整理
まず、お店の問題点を整理してみましょう。ある層の入店率が悪い、売り上げが伸び悩んでいる、動線が悪く作業がしづらい、イメージが暗い等、気になる所を挙げてみます。改装することによって改善できる事なのか否か見極めます。その上で、どう改装すれば解決できるのかを考えていきます。問題を取りこぼさないよう、改装する理由を明確にしておきましょう。
2. 改装費用の試算
改装中は休業したり、規模を縮小して営業することになるでしょう。その間も家賃は発生しますし、改装費用も先行投資として必要になります。先行投資した分は借金となります。どのくらいの期間で回収できるか、工事の前に試算しておきましょう。無理のないよう計画しましょう。
*月の売り上げが100万円で、改装後の売り上げを3割UP(130万円)で想定した工事の場合
工事費90万円であれば、費用の回収には3ヶ月かかり、改装による利益が見込めるのは4ヶ月後からとなります。
3. イベントアピール
余裕を持って、事前に改装工事を行うことをお客様に周知させましょう。休業する場合は、休業前は閉店セール、休業明けはリニューアルオープンキャンペーン等、改装を行い、再び開業することをアピールします。ただの閉店セールでは、お客様が勘違いして離れてしまう可能性もあります。お客様を混乱させないようにしましょう。また、心機一転、新しいお客様を呼び込むチャンスでもあります。新規オープン時と同様の気持ちでお客様を迎えましょう。
4. まとめ
見た目を綺麗にするだけでは売り上げUPにはつながりません。しっかりとお店の問題点を解決する改装工事にしましょう。無理のない計画を立て、改装後は初心にかえってお客様を迎えましょう。何が問題であるかが明確であれば、今あるものを活かした最小限の工事で済む場合もあります。なおかつ、問題がクリアになることで売り上げUPも期待できるでしょう。改装する理由をしっかりと整理して取り掛かりましょう。